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ロン物語10

10
ロンにとって家のすぐ近くでも
そこは別世界でした。
ロンは走りながら思いました。
<何もいらない、ただシロがいてくれればそれでいい。
もうおうちにはもどらない。もどりたくない・・・。>

シロはロンの先にたって走りました。角の白菜畑、そこにはもう白菜はなくて小さな芽が一列に顔を出していました。
そこを左に曲がればシロの家。
でもシロはまっすぐどこまでも走っていきました。そして小さな雑木林にはいって、
やっと二人は安心しました。
シロとロンはしっかり抱き合いました。
ロンもシロも幸せでした。
辺りは暗くなって肌寒くなってきましたが、
お互いのぬくもりを感じて、生まれて初めて心から安心しました。
それは生まれる前の、
お母さんのお腹の中にいたときの懐かしい感覚に似ているのかもしれません。
ロンはすべてを捨ててシロと一緒に来てしまいました。
そんなロンが愛しくて、シロは全力で守ろうと心から思います。
でも夜になるとおばあさんのことが頭をよぎりました。
<昼間、近くに様子を見に行けばいいことだ・・・>そう考えて目をつぶりました。
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テーマ : 児童文学・童話・絵本
ジャンル : 小説・文学

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