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ロン物語12

12
シロとロンは2日間歩いてやっと住む場所を決めました。
そこは広大な芝畑の端でその向こうはただの荒地です。
人もいないし、他の犬のにおいもしないところでした。
それに雨をよけるのにちょうどいい古びた小屋もありました。

やっと安心、二人はしっかり抱き合ってお互いをなめあいました。

<ねえ、シロ。シロは家を出てきちゃって、後悔していない?>
<え?あぁ、してないよ、後悔なんかするものか>
そう言いながらシロはおばあさんのことを思い出していました、でも今はロンのことが誰より好きです。
<ロンは?あの広いおうち、思い出さない?>
<思い出すけど、戻りたいとは思わない。だってお家の人たちみんな、時計に心を食べられちゃったの。大きなハツカネズミのおじさんがそう言っていたの。
私は自分の生き方を自分で選んだの。>
ロンは空を見上げて言いました。

夏の風がロンの茶色の毛を撫ぜていきます。
ロンのお腹には可愛い赤ちゃんがいました。
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テーマ : 児童文学・童話・絵本
ジャンル : 小説・文学

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